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教えてモーフィアス

なんちゃってブックレビュー

三島由紀夫 『反貞女大学』

「貞女」の皆様が

立派な「反貞女」になるためにはどうしたらよいか

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皆様こんにちは。 タヌキです。

今日ご紹介するのは 三島由紀夫の 『反貞女大学 』です。

三島由紀夫といえば、 『豊饒の海』や『潮騒 』など、 緻密な構成で大胆にストーリーが展開していく小説が人気ですよね。

タヌキも『永すぎた春 』や『宴のあと 』なんかが特に好きです。

そういった、俗にいう純文学とは違って、 この『反貞女大学 』は、かなり砕けた文体で書かれたエッセイ(?)で、 とっても読みやすい作品となっております。

世間一般で語られる「貞女」の皆様が 立派な「反貞女」になるためにはどうしたらよいのか、 女性の性質を多角的にとらえ、 ユーモアたっぷりの講義形式で語られています。

この作品は1964年から産経新聞の日曜版のコーナーに連載されていた記事を本にしたもので、 今同じことをメディアに載せれば、 四方八方から怒号が聞こえかねない内容になっております。笑

ちなみにタヌキはフェミニストではないですよ。 ないですけど、 「女性はこうあるべき!」みたいな 言われ方をして、カチンときた経験も、 世の一般的な女性と同じくらいあると思うのです。

しかし、この作品を読んで、カチン!とくる女性はあまりいような気がします。

どんなに女性を馬鹿にしたような表現があっても、 この作品の中で「女性」は、 「男」と「女」という二元論のうちの一つとして、 その性質が語られているに過ぎません。

男性である三島由紀夫が、女性に対して感じるその特徴を、 そして自身の男性性を主観的に、 ある意味平等に描いているのではないかな~と思いました。

また、三島由紀夫の女性観が 惜しげも無く披露されたこの作品は、 読み物としてはもちろん、 三島作品を紐解く上でも興味深いものと言えるかもしれません。

以上のような小難しいことを考えなくても、 ケラケラ笑いながら読み進められる名著です。

ケラケラ笑いながら、 男女の性がしっかり学べる教養本として、 愛に迷える皆様に、是非オススメしたい作品ですね。

モーフィアスが何を思って この作品を読んでいたのか、ちょっと気になりますが。。。

ぽんぽこ