教えてモーフィアス

なんちゃってブックレビュー

パオロ・マッツァリーノ 『反社会学講座』

くだらなくて、いいかげんな事ばかり書いてあるのに、無駄に説得力があって、おもしろい。

こんにちは。タヌキです。

桜ももうすぐ終わりですね。

モーフィアスはハードな花粉症なので、毎日がつらそうです。 毎日タヌキに、花粉症になる呪いをかけてきますが、 タヌキは山で生まれ育ったせいか、花粉症になる気配は一向にありません。 シティーボーイは辛いのだとのたまっております。

本日オススメする本は パオロ・マッツァリーノの『反社会学講座 』です。

イタリア人か…?

プロフィールには、 イタリアの花売り娘と、九州男児の間に生まれたハーフ と書かれていますが、多分、嘘だと思います。笑

多分、普通の日本人のおじさんです。

この本が、めちゃくちゃ、 おもしろい…!!!!

くだらなくて、いいかげんな事ばかり書いてあるのに、 無駄に説得力があって、本当におもしろいんです。

モーフィアスが、この本を読んで、 電車の中で声出して笑っていて引いたんですけど、 自分が読んでみたら、その気持がわかりました。

私達が普段気にもとめないような 常識や、当然のように了解されている歴史、 それって本当に真実ですか?

一度疑うと、なんでもかんでも 好きなように解釈できてくるのが面白い。

タヌキはゆとり世代の人間ですが、 なんだか私が生まれて、育っていく事自体が 甘えの象徴、みたいに周囲に批判されながら 育ってきたようなきがするのです。

「昔は大変だった」 「お前たちは幸せだ」

そんな風に言われながら、 息苦しく生きてきた経験、みなさまもあるのではないでしょうか??

人一倍頑張らないといけないような 社会の圧力を、感じたことがあるのではないでしょうか??

これを読めば、そんなことはない、 どの時代の人間も、だいたい一緒、ということがわかります。笑

生きるのがちょっと楽になるかも。 社会学って、こういうことだったんだ・・・笑 (※違います)

この本は、初版から、何度か改訂版が出ているので、 古本で購入される際は、最新版をおすすめします。 ちょっとずつ分厚くなっています。

世知辛い世を、笑い飛ばせる強さをみなさまに。

ぽんぽこ